2016年12月03日

マザーリーフ・セイロンベンケイは何に使えるのか?

いろいろな呼び名があるようですね。この植物。

セイロンベンケイ
Bryophyllum pinnatum (Lam.) Oken(Crassulaceae/ベンケイソウ科)
とするのが、生物学的に適切な表記のようです。
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/herb/db/arekore/41_50/bryophyllum_pinnatum.html
↑Wikipediaよりも情報が充実している。文献情報のない効能関係については話半分に見るのが良いかもしれませんが。

その他の呼び名としては・・・
Good-luck leaf、ハカラメ、トウロウソウ(灯籠草)
沖縄では自生しているところもあるよう。各地で違う呼び名がついているようです。
ソーシチグサ(首里)、ショータツ(宮古)、ショーキツ(石垣)など。
(薬草と漢方のすすめ/吉川敏男)

セイロンベンケイを紹介しているウェブサイトのほとんどで触れられていないのがこの植物の効能的な部分です。しっかり描いてあったのが上記日本新薬さんのウェブページでしょうか。牛が食べて死んだという毒性についての記述のあるページもありましたが、同上記ページにて大量に食べたらしいことがうかがい知れます。中国でも使われているというので、手元にある漢薬の臨床応用を開いてみましたが、該当する植物には行き当たりませんでした。
基本的には観葉植物とみなすのがよさそうです。

ただし上に挙げた薬草と漢方のすすめでは沖縄での使い方が載せられていました。
基本的には抗炎症作用と鎮痛作用のようです。

いろいろな研究は有効成分の取り出しに躍起になっているようですが、そのものを使った効果判定とかどなたかやっていませんかね。西洋医学の文脈でという意味で。(経験的にであれば沖縄での使い方が繰り返し使われてきて一定の効果があがっていることが想像されます)。

なんでこんな投稿かというと、1枚石垣空港のお土産で買ってきて庭の片隅に置いていたところ、随分お生い茂っていて何かに使えるといいなぁと思ったからでした。案外用途は限られているようです。変な雑草が生えるよりはいいかなと思いもしますが、恐ろしく繁殖しているらしい小笠原諸島では侵略的外来種という枠組みに入れられている模様。どのくらい増やすかはその程度を考える必要がありそうです。セイロンベンケイ自体が困った雑草とならないようにも。
庭で育てるのをあきらめて鉢植えにすれば万事解決かな。
clusters_of_differentiation at 21:01│Comments(0)TrackBack(0)

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