2020年06月28日

次亜塩素酸水をこう使えば物品のコロナ消毒ができる!そんな条件の発表がありました

空間除菌などへの効果が認められるか結論の出なかった次亜塩素酸水。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が実験の結果を発表。結局は適切に使えば効果ありでした。この「適切に使えば」が重要です。

>消毒液として使われている次亜塩素酸水の新型コロナウイルスへの効果について、経済産業省などは26日、拭き掃除やかけ流しによる物品消毒で効果が認められたと発表した。一方で空間への噴霧は有効性や安全性が確認できず、推奨しないとしている。

合わせて空間への噴霧は推奨しないとの結論になりました。


さて肝心な物品消毒の方法とは・・・
新型コロナウイルスを99・99%除去できる効果的な消毒方法は、油など目に見える汚れを事前に落とした上で、消毒したい物品を次亜塩素酸水で十分にぬらして20秒以上放置してから拭き取るか20秒以上かけ流してから拭く

くどいようですが、もう一度。

前提条件:目に見える汚れを事前に落とし
1.次亜塩素酸水で十分濡らし20秒以上放置し
 又は
2.20秒以上かけ流し
てからふき取る


20秒以上は次亜塩素酸水に浸されていることも必要であり、最後にはふき取ることも必要となります。

さらにこれらには塩素濃度の規定もあります。
拭き掃除の場合は有効塩素濃度80ppm以上、かけ流しは同35ppm以上のもので効果が確かめられたという。



塩素濃度情報も加えると

前提条件:目に見える汚れを事前に落とし
1.次亜塩素酸水で十分濡らし20秒以上放置し(有効塩素濃度80ppm以上)
 又は
2.20秒以上かけ流し(有効塩素濃度35ppm以上)
てからふき取る



そして見落としがちなのが「物品消毒」「消毒したい物品」との表記。
手指の消毒については触れられていません。触れられていないどころか、有効性の検証はしていないとNITEの報告には記載があります。

NITE新型コロナウイルス除去について、次のような注意書きが発表されています。
>新型コロナウイルス除去の際の注意等(次亜塩素酸水)
>有効とされた条件の次亜塩素酸水を適切に使用することで、新型コロナウイルスの除去が期待できる。
>次亜塩素酸水の特性や今回の検証試験結果を鑑み、次亜塩素酸のウイルス不活化に効果的な使用
方法を下記に記載する。
>1.汚れ(有機物:手垢、油脂等)をあらかじめ除去する。
>2.対象物に対して十分な量を使用すること。
>なお、本検証試験は、物品に対する新型コロナウイルスへの消毒の有効性を検証したものであり、手指や皮膚等の消毒に対する有効性を検証したものではない
>利用に当たっては、安全性や適正な使用法にも十分注意を払うことが必要です。製造事業者等が提供する安全性情報や使用上の注意等を十分に踏まえて、適切に使用することが必要である。


物品のコロナ消毒に次亜塩素酸水有効 空間噴霧は非推奨(朝日新聞デジタル)
新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告をとりまとめました。〜物品への消毒に活用できます〜(NITE)



さて物品消毒の前提条件にあった「目に見える汚れを事前に落とし」という点。手指の消毒を考えると、物品消毒の手順にある前提条件の「目に見える汚れを落とす」時点で消毒完了と言えるようです。というのも通常のハンドソープで手洗いするとコロナウイルスの消毒(不活性化)はできていると言えそうだからです。
医薬部外品および雑貨の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化効果について(北里研究所)
医薬部外品および雑貨の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化効果について Q&A


それでも次亜塩素酸水で手指の消毒をしたいというかたは、必ず事前にしっかり手洗いしましょう。


NITEさんには今度は手指の消毒を想定した評価検討もお願いしたいところですね。
>新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会
>本委員会では、物品の消毒を想定し、候補物資との接触によるウイルス不活化を指標とした有効性評価を行った(安全性や具体的な使用方法は評価の対象外となる)。
https://www.nite.go.jp/data/000111315.pdf
それとも人体に使うと医薬品扱いになり経済産業省は管轄外と言いたいのでしょうか。


過去の関連投稿
コロナウイルス対策の次亜塩素酸水(次亜水)とは何だろうか
clusters_of_differentiation at 13:43│Comments(0)

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