盗作(==;)

2005年09月21日

どうでもいいけれど…

エイベックスさんって 真似ても盗むな! というのがコンプラアンスポリシーらしいです。

・・・真似るのがある意味前提条件なんですね。(週刊新潮より 適当に引用)

実際真似る所は真似て そこに自分の味付けをすることでArtの大部分はなってるから 正論ではあろうが。(100%オリジナルは芸術は爆発系の人だろうw)

ただ 真似ているなら真似ているだけの態度をして欲しいものですよ〜


似てるじゃん と言われたときに 聞けば(見れば)誰でもわかる! とはっきり答えればいいのにね。
真似てる自覚なしに使われるから 元となった側から盗用しているように思われるんだよ。ましてオリジナルだなんて言うものだから…
clusters_of_differentiation at 23:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2005年09月18日

情報社会に乗り遅れる 続・鳥の詩 盗作

前回書いた鳥の詩盗作に関する進展は KeyにCDを添えて伝えた台湾人(だと思う)のブログが発端みたいです。


でも今回のはKeyの公式発表で。

http://key.visualarts.gr.jp/
>1.WEB上での謝罪
>2.当該曲が「鳥の詩」であり作曲者が「折戸伸治」であるとの明示
>3.上記2点が満たされれば金銭的要求はしない

>上記の申し入れを元に、現在台湾SONYBMGと交渉中です。



・・・というかSonyもやらかしてくれますね〜
たかが一エロゲ会社だと思ったのでしょうか。

>CD制作会社「YESMUSIC」の責任者季忠屏氏より、私達からすでに販売権を購入済みであるというような事実と違う発表が一方的になされました。

なんと人を小馬鹿にした発表でしょうw
かつ鍵っ子の居る国(地域?)でやるとは …おろかな。。。


鍵っ子の性格が 大まかに穏やかだから好かったものの これで過激な人々がファンしてる会社宛だったら今頃大暴動ですよね。



Avexのマイアヒ問題(のまネコ問題・モナー盗作問題)でもそうですが 大きな会社ってやることが傲慢だな〜 なんて思ってしまいます。
こっちなんてエイベックスから公式な会見未だに無いみたいだし。。。上層部はネットは別世界の話などと今でも思っているのでしょうかね〜。

ようやくネットのメディアや海外のメディアも取り上げつつあって・・・ オープンソースが基本のインターネットの概念を根底から覆すようなことをしてくれた企業(=エイベックス)に素敵かつ適切な処分が下されることを心から祈ります。
clusters_of_differentiation at 22:31|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2005年09月11日

人のものを奪ってみる 今昔 「モナーとブラームス」

0ba2ca61.jpgま 私は2chの住人ではないのですが どうにもこの騒動が頭から離れないのも事実です。…もしかしたら勝手に騒動にしている と思う方もいらっしゃるかもしれませんが マスコミ各社が上手い具合に避けて通っているようなので単に暴れているようにしか見えないのだと思います。


…と知らない人用に簡単に。
2chで親しまれ育まれたAAキャラのモナーによく似た「のまネコ」というキャラをavexさんが勝手に商法利用して 2chの人々を中心に怒りが爆発している という感じかな。

ちゃねらーが何かやらかしてるのか…と見せかけて本質はもう少し深いのではないかと思います。

というのは どうして頭から離れなかったのか ようやく思い至ったからです。


実はこういう騒動は以前にもありました。

あぁ ギコ猫の件ね〜 と思う方。




違います。




私がお知らせするのは もっと古い話です。





およそ100年ほど前のこと。

ブラームスという作曲家はヨーロッパを旅しつつ 訪れた地の文化に触れ 曲想を練り上げていました。

その一つの集大成としてハンガリー舞曲集を発表しました。

発表後 ハンガリー舞曲はたくさんの人に愛され 演奏され …まぁ一気に流行しました。 当時の情報網で国を超えての伝わりを考えたら 人気の度合いは恐るべしなのですが …ハンガリーの国民はそれに対してあまり良い印象を覚えませんでした。 あれはうちらの音楽だ…っ! と。

そして裁判沙汰になりかけたそうです。



ここまでの流れは 様子を見る限りではほとんど同じです。育んできたのが 西洋人なのか2chの住人なのかとか 時間的な長さの違い 音楽的なモノかdrawingなモノか等の差はあれこそ みんなで大切に育てて来たモノを勝手に流用されたという気持ちが その育ててきたコミュニティー内に強く沸き上がったことと思います。



ただ 今回の騒動とブラームスの違いというのは ブラームスがハンガリー舞曲集を発表した際 自身について 作曲者 ではなく 編曲者 と称したことにあります。

はっきりと「自分の作品(=オリジナル)」ではないと明言しています。

「のまネコ」の場合はブラームスの場合と全く逆で オリジナルという表現は使わないものの 由来(=2ch+そこでの歴史)をほぼ完全に排除し 出所について曖昧にすませてます。 従って それら情報を受け取った所謂一般の人間側としては 2chでの歴史を知らないため オリジナル という印象が植え付けられています。


ハンガリーでの音楽というものがどういうモノだったのか 私は聞く機会がなく 少なくとも当時ブラームスが体験したことは まず体験し得ないと思います。でも発表されたハンガリー舞曲が 今回の「モナー」と「のまネコ」程度の些細な違いしか持っていないとは思えません。

というか ブラームスがそんな程度しか違わないものを発表するわけが無く ブラームスの味付けがふんだんに施された上で それでも編曲 と称したと思います。


このブラームスの 自分の曲想にアイディアを分けてくれた人々・文化に対する 謙虚な気持ちがあってか 裁判にまでは至らなく 終結したようです。



で全くそうした配慮がなされていないのが今回の件で。。。  今のところ2chの人もゲリラ的にしか活動は出来ていないようなのですが…どうなることやら。


私がまとめてもあれだし まとめられているとも思いませんが とりあえず他人の事と簡単に過ぎて良いとも思えませんでした。 今回のが発展した原因はavexのモラルの欠如 企業倫理以前に 人間としての倫理感 の欠如ではないかと思うからです。 そして決して法律的に解決しようとしてはいけない …というか解決できないことだとも思います。



AAを流用(盗用)とあまりなじみがないモノが出典だとイメージがわかないと思われるので 私の思いついた 今でも起こりえそうなたとえ話を少々。



地元でひっそりと人気のあるラーメン屋さんがありました。客も主人に味についてあれこれ注文が出来る所謂アットホームなお店です。実際食べてみると美味しく ある食品メーカーがカップ麺にしてみようと目論みました。 ただ世間的には知られていないラーメン屋さんであったので「勝手に」新商品として売り出しました。成分比とか…は 何らかの方法で探り出したとして下さい。 ただし+αとして香辛料を添加してあるみたいな。

あまりに注目を浴び 話題をさらったため 地元の人は どことなく面白くはないですよね。そんな感じです。(あるいは新商品だと思って買ってみたらあの店のだった。)


ここで商品の欄に ○○のラーメン とかって地元の名前を入れるなどしたら 全然結果は違っていると思いませんか?(というか実際名前の入ったものを売っていますよね)この小さな違いって でも許容するには大きすぎる違いだとも思います。 それが例え 元のコミュニティー内だけで知られ 所謂世間での認知度が小さくてもですよ。

ただ多少反発の声が出てきた所に 食品会社からの釈明が「食べてインスパイアされて作った +αが施されているから問題ない」となってる。これで納得できたら すごいものですよね。


まぁ食品だと 所詮は店で食べるほうがよほど美味しいわけだから あまり実害はないかもしれませんが…芸術関連だと・・・・ねぇ。




avexさんの場合はさらにたちが悪いことに 釈明会見は行っていないみたい。私が出かけている間に何かあるのかなと思いきや動きはなさそうでした。言い訳臭い文章がHPに掲載されているだけ。とか …まぁ そういうことはまとめのHPを訪れて下さい。(続きを読む以下に リンクをいくつか張っておきます。)


avexさんは音楽関連の会社だと思っています。広く芸術を扱っている割に 個々の芸術に対する育んできた人々への配慮のなさ・蔑ろのされ加減 が酷く目につきます。株式会社である以上利益を追求するのは 当たり前かもしれませんが やり方が汚いな…と。




注:私はavexさんが著作権違反だとか 法律的に間違っているとか言いたいわけではないです。モナー→のまネコ の話を聞いていて ブラームスが前に体験した自体の悪いヴァージョンだな〜と思ったわけです。
 ブラームスは出典に対して敬意を表した芸術界の一つの鏡 として扱えるのに対して 今回のavexさんの行ったことが21世紀芸術界における大きな汚点と対比して扱え得るのでは…? と最近活動しては居ませんが 楽器弾き・芸術家の端くれとして思ったわけですよ。

 あと抱いている懸念は avex が企業であること。今回のがまかり通ったとしたら 上のラーメン屋の話も 行ってしまってOK ということになる。となると 小さなコミュニティーでの文化がまず途絶えると思います。自分のアイディアを公開したら盗られかねないから。かといってアイディアを熟成させることをひとりで行っていたら どれだけの時間がかかるやら…。と衰退するわけですよ。
 相手のアイディアを認めつつ改善するようアドヴァイスを出して 完成させていく。論文でも本でも 謝辞とかつくじゃないですか。 あーいうのを芸術してる会社が適当に扱っているかと思うと(==;)ですよ。
 所詮 音楽も何もかもすべて お金にしか 見えてないのでしょうかね。悲しいことです。


ともあれ 人間の心を計算に入れられなかったavexさんは 今回のはさすがに負けですよね。companyとしてwww 


続きを読む
clusters_of_differentiation at 21:29|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)
googleさん
楽天市場
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 累計: